井上 えり子(家庭科教育・教授)
自己紹介・メッセージ
講義やゼミでは、家事労働や家族関係に関する諸問題を様々な視点から検討します。
自分の生活を見直し、自分と周りの人々そして社会にとってよりよい暮らしのあり方を共に考えていきましょう。
現在の研究テーマ
1.家庭科教育の歴史的研究
戦前の家事科教員検定試験研究、戦後の京都府の高校男女共修家庭科運動史研究
2.家庭科の教材研究
ジェンダーと女性のエンパワーメントに関する研究
研究業績
共著 日本家庭科教育学会編『生きる力をそなえた子どもたちーそれは家庭科教育から』学文社 2013年
共著(社)日本家政学会生活経営部会編『暮らしをつくりかえる生活経営力』朝倉書店 2010年
単著 『「文検家事科」の研究―文部省教員検定試験家事科合格者のライフヒストリー』学文社 2009年
共著 日本家庭科教育学会編『生活をつくる家庭科』第1巻 ドメス出版 2007年
著書・論文や学会発表の一覧については京都教育大学の研究者総覧をご覧ください。
主な担当授業
学 部
初等家庭科教育 、中等家庭科教育Ⅱ
大学院
実践課題研究Ⅰ、実践課題研究Ⅱ、健康・生活デザインセミナー(共担)、教科内容構成論―家庭科―(共坦)、教科内容教材論-家庭科-(共坦)、教科研究専門実習Ⅰ(共坦)、教科研究専門実習Ⅱ(共坦)
授業でこころがけていること・授業の特色
講義だけでなく発表・討論・模擬授業・実習など受講生が主体的に学ぶ授業を行っています。
シラバスは、京都教育大学の
シラバス検索ページから検索可能です。
卒業論文・修士論文指導題目
卒論テーマは、研究室の取り組んでいる研究テーマから選ぶか、各自の興味から選ぶか、二つの方法があります。
いずれの場合も文献調査やインタビュー調査、アンケート調査など複数の調査を行い、結果を考察していきます。
修士論文のテーマは主として家庭科の歴史的研究を行なっています。
卒業論文
2022年度
・高校家庭科におけるギグエコノミーについての教材の検討
・高校家庭科における「格差・不平等」に関する授業の検討・提案
・保育領域における愛と性について
・高校家庭科保育領域の歴史的検討
2021年度
・学校家庭科におけるエシカル教育
・学校教育と地産地消
2020年度
・小学校家庭科における布を用いた製作学習の検討
―ユニバーサルデザイン授業
・高校家庭科におけるこれからの消費者教育
―多様化する支払い方法に着目して―
・味覚教育による苦手克服プログラムの検討
―小学校給食の残飯量削減を目指して―
修士論文
2019年度
・高校家庭科における自立と共生ー自立概念の検討と授業分析
2018年度
・高校家庭科における非正規教員の勤務・教育実態に関する研究ー京都府立高校の事例を対象としてー
2014年度
・京都府立高等学校男女共修家庭科実践史研究?到達目標を中心にー
2013年度
・京都府立高等学校男女共修家庭科実践史研究
連絡先
授業では、おすすめの本を随時紹介しています。